企業事例 ロジパークス株式会社



 会社概要

設立   2014年

従業員数 正社員6名、パートタイマー6名

本社   大阪府八尾市沼2-5-1

事業内容 商品管理、組み立て加工、物流センター運営、輸配送の斡旋等



知識に基づいて現場での動き方、考え方が変わる
-昇進条件の一つとして活用-

ロジパークス株式会社は、金型鋳造技術の一つであるダイカストを手がける中澤鋳造販売株式会社のロジスティクス部門の子会社として2014年に設立された社員6名の小規模企業。会社に合った社員教育、人材育成のスタイルを作り上げる中でビジネス・キャリア検定を知り、ロジスティクス・オペレーションの試験を導入することとした。
鈴木健一本部長にお話を伺った。

「職業能力評価基準」での情報から

最初にビジネス・キャリアをお知りになったのは、どういうきっかけだったのでしょうか。
鈴木 厚生労働省が策定した「職業能力評価基準」に人材要件総括表というものがあって、そのロジスティクス・オペレーション職務の要件は、物流企業で仕事上必要とされる重要な能力が整理されていて非常に有用で便利なので、当社で活用し役立てています。われわれがこれを作ろうとしたら、手間も時間も相当かかって大変です。その中の「関連する資格・検定等」というところにビジネス・キャリア検定も書かれていました。これを活用すれば社員教育の面で手間も省けるのではないかと思って、そこからスタートしたわけです。
物流技術管理士の取得を課長昇進の条件とした社員がいたのですが、そこまでのレベルは行かない社員に対する教育というところで、ビジキャリ(ビジネス・キャリア検定)を選びました。当社の社員にはロジスティクス・オペレーションの試験がふさわしいと考えて導入を決めたのが2018年頃です。まず3級取得ということにして、それから2級合格を係長昇進の条件の一つにしました。現在までの該当者は大垣とサカイの2名です。
社員の皆さんはビジキャリをどのように認識されていますか。
鈴木 私の部屋にビジキャリのポスターが貼ってありまして、社員を呼んで話をしたり面談をしたりする時は目に止まるようになっています。社員が受けた試験はロジスティクス・オペレーションですが、ロジスティクス管理のテキストも受験とは別に、参考書的に現場での確認などに利用させていただいています。
また、お客様や親会社の方が見えて人材育成、社員教育の話になったら、このポスターを見せて話題にしますよ。「われわれはこうしています」ということで。親会社では生産管理や営業なども関係するので、ビジキャリが活かせる分野もあるというお話をしたりしていますね。

知識に基づいた現場での動き方が

ビジキャリ活用の効果といった点ではどうお感じになっていますか。
鈴木 社員が理論的に動けるようになりましたね。基礎を学べたことによって、知識を現実の仕事に当てはめて動けるようになったということですね。学んだ知識に基づいた見方・視点や現場での動き方を取り入れることができた。ロケーションであったり積み付けであったり、考え方にも変化が起きています。やはり基礎を学習したことの効果だと思います。
テキストの内容については、やはりバランスが取れたものであることの良さがあるのではないでしょうか。より詳細な部分に進もうと思ったら、それはまた違った方法を取ることを考えればいい。あくまでも基礎を身に付けるために学ぶ。今の自分の目の前の仕事には直接関係ないかもしれないけれど、お客様はそれを必要としているところが多いから、その知識を持つことによって会話ができるんだということを社員に言っています。
そうした目線を持つことで、得意先、協力会社、ライバル会社の課題なども理解できるようになる、と。


合格を今後につなげるために

今後についてはいかがでしょうか。
鈴木 当社では、小規模ですが製造工程の部分もあり、資材の発注をしたり、お客様から一括で受けてこちらでトータルに管理したりもしていますので、生産管理分野の教育も必要だということは認識しています。
物流センターというのは、規模を大きくすることによってその中で検査もでき、生産もできるようになると、物を動かさなくてよくなるわけです。一つの拠点の中で行えるメリットがある。そうした便利なスタイルを目指したいということもありますので、いずれビジキャリの生産管理の試験の活用も視野に入れたいですね。
あとは、実際に会社の売り上げや利益などにリンクさせられると一番いいですよね。資格を取得して、いかに活用して、実績につなげていくかということです。ビジキャリによる基礎の勉強のその先は、やはりそれぞれの会社が進めていかなければいけません。受けさせて資格を取らせたら終わりみたいなことではなく、合格した人のフォローができる人が社内にいないといけない。私自身の今のテーマはそこですね。


 ビジネス・キャリア合格者に聞きました

<合格した時の嬉しい気持ちを忘れずに>
ロジスティクス・オペレーション3級に2020年、2級に2021年に合格しました。
内容は想像以上に難しく、勉強にかなり時間を費やしました。試験対策講座(通信講座)を受講するとともに、平日1~2時間程度と休日の午前等を利用して勉強しました。
受験前はこの資格を知りませんでしたが、会場での受験者数の多さに驚愕し、これだけの人が受けるのだから素晴らしい資格なのでは、と感じましたね。ですから合格した時は心底嬉しかったです。その気持ちは生涯大切にしたいです。受験の直接のきっかけは会社の昇進条件にこの資格があったことですが、やり遂げるんだという目標がやりがいと生きがいにつながったと思っています。
これまでなかった知識を得られたことで、仕事の進め方が変わりましたし、自信がつきましたね。昇進して責任も増したので、学んだことをさらに活かしていきたいです。業界全般の基本的知識は異業種のお客様に対しても活きると思いますし、今後はテキストで復習するなどして、より知識を深めて確かなものにしていきたいと思っています。



<深く広く基礎を学んで実務に役立てる>
2021年にロジスティクス・オペレーション3級、2022年に2級に合格しました。3級は4回目の受験でやっと合格しましたが、2級は一度で受かりました。
試験対策用の通信講座を受講し、休日は2~3時間試験勉強に当てました。過去問題・テキストを読んで理解し、全容を把握しながら要点を覚えていきましたね。仕上げにクイズ方式で自分の理解度を確認しました。やはりテキストの内容を深く広く理解していないと、応用問題の答えが出てこないと感じました。
受験前は勉強内容が仕事で役に立つのかどうか少し不安もありましたが、今は基本・基礎を理解することがやはり実務の改善・向上につながったと思います。 具体的に言いますと、パレットの積み付けパターンや荷崩れ予防策がよくわかりましたし、ピッキング方法の理解によって時短も図れ、正確性も増しました。ロケーション管理面では、特にフリロケ(フリーロケーション)の識別化によりラック内の活用方法が高まったということがあります。
ビジキャリ合格が昇進条件の一つになっていたので、クリアできて嬉しかったですし、学んだことをさらに今後に活かしていきたいですね。生産管理等の他分野の勉強も始めたいと思っているところです。



※掲載内容は取材当時(令和4年)のものです。

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