設立 1944年
従業員数 136名
本社 京都府京都市南区久世殿城町88番地
事業内容 自動省力化機器、事務機器、電子機器、医療用機器等の製造・販売
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企業事例 旭光精工株式会社![]() ■ 会社概要
設立 1944年 従業員数 136名 本社 京都府京都市南区久世殿城町88番地 事業内容 自動省力化機器、事務機器、電子機器、医療用機器等の製造・販売 労務管理と生産管理オペレーションの3級が登用試験の要件ビジネス・キャリア検定の導入の経緯について教えていただけますでしょうか。![]() 青木 以前から社員の技術・技能の向上を図るために、技能検定の受験を推奨していました。それで、付き合いのあった京都府の職業能力開発協会さんから、技能面以外でも「こういうものがありますよ」と紹介されたと聞きました。社員教育にもっと力を入れていこうと考えていた時期で、ビジネス・キャリア検定がどのようなものか知るために、総務部でまず試しに受けてみました。
2014年頃から、全社的にビジキャリの労務管理3級か生産管理オペレーション3級の合格を登用試験受験の要件の一つにし、2回までの受験料を会社負担として、積極的に受験を推奨するようになりました。合格すると報奨金も支給されます。
管理職はほかにメンタルヘルス・マネジメント検定のラインケアの資格取得も必須になっていて、それ以外は選択式としています。
社員の皆さんが幅広く受けられているようですね。青木 役職登用の要件として制度化していますので、労務管理と生産管理オペレーションは部署・部門に関わらず受けています。あとはそれぞれ自分の業務に関係している分野になりますね。営業職だったら営業とマーケティングといったように、必要な知識を身に付けるために各自受験しています。
自ら複数の試験を受け合格青木さんご自身も合格されているそうですね。青木 2018年に総務3級、それから約1年後に人事・人材開発、昨年労務管理に合格しました。先日も総務の2級を受けましたが、やはり2級は難しいなと思いました。3級はテキストを一通り読んで、過去問を4回分ほど解いて復習すれば対応できるかなという感じですね。テキストと過去問は常に持ち歩くようにして、会社帰りにカフェに寄って勉強したりしていました。ただ、労務管理では新たな法改正の関連事項について最新情報をチェックすることも大事だと思いました。
また、試験範囲も幅広いので、自分が担当していた部分であれば読んでもさらっとわかるんですが、そうでない内容になると難しいと感じますね。その分、非常に勉強になります。
勉強している間というのは、とりあえず試験の合格がメインの目的ではあるわけですけれど、勉強してからある程度時間が経った時でも、「そう言えば、これはテキストで見たな」と思ったりすることはありますね。実務としてはやったことがなくて初めて聞く内容のようでも、その説明を聞いて「あ、こういう手順でやるって確かに見たな」と思い出すという感じです。
包括的に知識を得ることで業務の全体を理解できるビジキャリの良い点はどういうところだと思われますか。青木 例えば総務部などの業務では、知識を得るのにビジキャリが適していると思います。包括的に知識が得られるので、試験内容とあまり関わりのない仕事をしていたとしても、全体の流れや仕組みがこうなっているんだということを理解するのに役立ちます。実際に自分がやっている業務の知識は持っていても、自分が直接携わっていない部分がどうなっているのか、あるいは全体がどうなっているのかというところは、普段の業務だけではやはりわからない面があると思うんですね。そうしたところの勉強になりますし、大企業の場合と当社は少し違うという部分もありますが、自社で学べないことについての知識も吸収できます。そして実務に活かしていくことができるのが良いところではないでしょうか。
社内での認知度は高いようですね。青木 そうですね。各工場にビジネス・キャリア検定の合格者の掲示もしていますし、今は受験の案内をしたら、みんなもうすでに知っているので、あらためてビジネス・キャリア検定とはこういうもの、といった説明は特にしてはいません。毎回、今期の試験のお知らせということで全社員向けに案内し、受験者の募集を行っています。
この4月に入社した新入社員にも総務の3級を受けてもらいました。勉強してすぐにそれができるようになるということではなくても、知識としては身に付いていると思います。
今後社員の皆さんに期待することや目標などがございましたらお願いできますか。青木 引き続きビジキャリを活用していく方針ですが、社員にはレベルアップもしていってもらえればと思います。3級を結構取ってもらっているので、より高いレベルにもチャレンジして2級合格者がどんどん増えていってほしいですね。技能の部分では技能検定を、それ以外のところではビジキャリを主軸にして人材育成をしていきたいと思っています。
※掲載内容は取材当時(令和4年)のものです。
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