HOME > 能力評価試験 > ビジネス・キャリア検定 > 企業事例 日本乳化剤株式会社

ビジネス・キャリア検定試験のご案内 受験お申し込み 学習支援 試験の実施結果等 よくあるご質問

企業事例 日本乳化剤株式会社

日本乳化剤株式会社

会社概要

設立 1953年(昭和28年)
資本金 1,000百万円
従業員数 361名
本社 東京都中央区
事業内容 界面活性剤、化成品の製造及び販売

「ビジキャリ」を昇格要件に組み入れて取得知識の見える化を推進

日本乳化剤株式会社は、「未来の豊かな暮らしを拓く企業として、自然環境・生活環境の向上・保全・浄化に役立つ化学製品を提供し、社会に貢献します」という経営理念の下、1953年の創立以来、社会のニーズに応える製品を提供して60年の歴史を歩んできた企業です。

従来より階層別研修制度はありましたが、習得すべき知識の見える化、自主的に学習する文化を作るために、資格取得を昇格要件として設定しました。その取得すべき資格に「ビジキャリ」『労務管理』、『営業』、『経営戦略』の3科目を含めています。

「ビジキャリ」を知ったきっかけ

「3~5年程度で習得すべき知識を体系的に見える化する」との方針が打ち出され、検討を行っていた際に書店で「ビジキャリ」の存在を知りました。

「ビジキャリ」導入の背景

「ビジキャリ」はビジネスの基礎知識を確認できる試験であり、「この職種で何年の経験があればどういうことを習得しているべきか」をはっきりさせることができると考えました。

担当業務の専門知識・スキルの習得は勿論、事務方として幅広い基本的な知識・スキルを習得してもらうことを狙いとして、まずは総務企画部で受験することにしました。その後、他の管理本部や営業本部にも受験を勧め、当初の狙いである基本的なビジネススキルの習得という一定の成果を確認しました。

「ビジキャリ」導入の決め手

試行的に受験し、当初の狙いである基本的なビジネススキルの習得という一定の成果を確認できたことです。また、グループ会社在籍時に「ビジキャリ」を活用したことのある役員からの勧奨もありました。

「ビジキャリ」の活用目的

基本的な知識・スキルの習得です。また、当時人事制度の見直しに取り組んでおり、これからは頑張った人が評価されるように、若くても優秀な人は昇格できるようにすることも必要ではないかと考えていました。「ビジキャリ」がビジネスの基本的なスキル習得の尺度として有効だということを分かったので人事制度刷新とともに全社の昇格要件にしようということになりました。

「ビジキャリ」の活用状況

最初は検定試験の合格等を昇格要件には取り入れていませんでしたが、2016年の4月からビジキャリを全社的な昇格要件の一つに定め、取得必須にしました。

当社では3、4、5と等級が上がっていくのですが、昇格要件として定められた条件を満たし、かつ上位等級で相応しい活躍が期待できる者が昇格できるという、いわゆる入学方式をとっています。例えば5等級を基幹職候補生と位置付けており、当然労務管理のマネジメント業務のスキルをもっていないといけないので、4等級にいる間に『3級労務管理』を取得してもらいます。そうしないと上にあがれません。

「ビジキャリ」の良い点は、試験だということです。通信教育だと受講すれば終わってしまうので、どうしても惰性的になる面がありますし、期限に間に合わせることに重きが置かれます。試験だとそれに向けて頑張って、合否の結果が出ますのでやる気につながります。また、試験を受ける以上は落ちたいと思う人はいない。必然的に勉強するようになるという好循環が生まれています。

「ビジキャリ」導入後の効果

個々にそれが仕事にどう生かされたかという効果を測定するのはなかなか難しい面もありますが、自分で勉強しようという文化がいっそう醸成されてきました。長い目で見れば、間違いなく良い方向に変わってきています。また、試験は年2回なので勉強が習慣づきます。試験前はテキストとにらめっこしているような感じですが、習慣になることであまり違和感もなく自然に受け入れられています。

「ビジキャリ」の普及にあたっての工夫

受験料の補助、標準テキスト購入費用を会社負担とするなど受験しやすい環境を整えています。更に、受験結果は上長経由で本人に一言添えて伝えています。

「ビジキャリ」の今後の方向性

まだ導入したばかりなので、新たな効果を見極めていきたいと思います。また新たな課題として、自らが昇格を望まない社員への対応を検討しておく必要があると考えています。


※記載内容は取材当時(平成28年)のものです。

ページの先頭へ

ビジネス・キャリア検定

ビジネス・キャリア検定 活用事例・活用企業のご紹介 最新パンフレット ダウンロード

能力評価試験