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企業事例 横河マニュファクチャリング株式会社会社概要
「技能検定」と「ビジキャリ」により自己啓発支援メニューを充実横河マニュファクチャリング株式会社は、YOKOGAWAグループにおける生産機能の中核を担うことを目的として設立されました。お客様の生産設備として厳しい環境下で長期間にわたり使用される計測・制御機器、電気・計装制御盤など、高い信頼性が必要とされる精密製品の製造を手掛けている企業です。 製造部門では従来より「技能検定」を活用していましたが、間接部門への新たな自己啓発支援として「ビジキャリ」を採用し、自己啓発支援メニューの充実を図っています。 「ビジキャリ」導入の背景社員の能力開発で製造部門は「技能検定」を活用していましたが、間接部門は未着手でした。新人事制度の導入とともに教育体系の見直しを行い、「社員が自発的に学習する風土を作っていきたい」という観点から、自己啓発のインフラを検討し、検定支援にターゲットを絞りました。製造部門は従来から活用していた「技能検定」を継続し、間接部門では新たに「ビジキャリ」を採用しました。 「ビジキャリ」導入の決め手「技能検定」でお付き合いのあった中央職業能力開発協会が実施していることでの信頼感、間接部門の幅広いジャンルを網羅している検定試験であったこと、試験に明確な基準(職業能力評価基準準拠)があったことがあげられます。 「ビジキャリ」の活用目的あくまでも自己啓発支援としての活用です。試験合格を昇格要件等に含めるといった人事的な側面には使っていません。 「ビジキャリ」の活用状況2013年から活用を開始しました。3年前から導入した新しい人事制度では、期待する姿をより明確に示すため一般、中核、基幹という三つの職層でそれぞれ目指すべき資格やスキル、知識、経験などを、職種別にガイドラインという形で示しています。その中で「ビジキャリ」も、例えば「この職層であれば『3級労務管理』を持っていてほしい」など具体的に定めています。いろいろな他の資格とともに「ビジキャリ」についても指標となっています。 年に2回、上司との面談機会がありますが、このガイドラインを示しながら積極的にビジキャリを勧めるケースもあるかと思います。 また、新任で管理職になった段階で、「『3級人事・人材開発』または『3級労務管理』と『3級経理』は受験して合格するように」という指標を会社で出しています。それにより、マネージャーになるにあたって必要なベース知識を効率よく学べると考えています。 中には、業務とは直接関係のない科目を受けたり、毎年違う科目を受けたりという地道なチャレンジも見られます。こうしたチャレンジは継続してもらいたいです。 「ビジキャリ」導入後の効果仕事の基本となる基礎知識が習得できています。また検定試験なので自分の能力がそこに至っているのか至っていないのかが客観的に評価できるようになってきています。 「ビジキャリ」合格者の声社内では合格者からは「試験に合格することで汎用的なスキルが習得できたと判断できるので、仕事を進める上で自信につながった」、「広く理論を学んだ実感が持てた」との声が聞こえてきています。 「ビジキャリ」の普及にあたっての工夫受験申請期間には業務連絡として全社に周知・募集を行い、受験申請を会社でとりまとめています。また合格者には、技能検定と同様に、受験料と報奨金を支給しています。 『BASIC級生産管理』について標準テキストを見ると、製造会社社員としてベースとなる一般的な生産管理の知識が網羅されていて、内定者や新入社員などに勉強させるのに適当な内容だと思います。今後導入についても検討したいと思います。 「ビジキャリ」の今後の方向性自身のスキルアップとして多くの社員にチャレンジしてもらうために、例えば合格者の記事を社内掲示板に載せて、良かったという事例を紹介する等、どのように背中を押していくか模索中です。引き続き普及拡大について検討し、学ぶ風土を作り、定着化させたいと思います。 ※記載内容は取材当時(平成28年)のものです。 |
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