HOME > 能力評価試験 > ビジネス・キャリア検定 > 企業事例 株式会社ニップコーポレーション
企業事例 株式会社ニップコーポレーション会社概要
「ビジキャリ」で専門知識の習得と社員のスキルレベル向上を推進株式会社ニップコーポレーションは創業から50年以上の歴史を持つ総合インテリア商社で、数ある資材メーカーの様々な商品を厳選し、お届けする『商社機能』と、お客様の意見を活かした商品開発を可能にする『ブランドメーカー機能』という2つの機能を併せ持ち、住空間・商空間・文化空間の幅広い分野で活躍している企業です。専門知識の習得とそれに伴う社員のスキルレベルの底上げを目的として、『労務管理』、『営業』を中心に「ビジキャリ」を採用しています。 「ビジキャリ」を知ったきっかけ当社では社員研修に力を入れており、新入社員研修に始まり入社半年後のフォローアップ研修、3年目のステップアップ研修、5年目の中堅社員研修、リーダー研修、マネージャー研修と、入社年数や職位に沿った階層別研修を行っています。2011年度中期計画で階層別研修ではフォローできない実務研修の導入を決定し、自社の業務を広く網羅する研修が無いかを調べているうちに「ビジキャリ」に巡りあいました。 「ビジキャリ」導入の背景階層別研修では習得できない実務に則した研修受講の要望が社員から自発的にあがってきました。また、2011年度中期計画での検討要因となった、OJT以外での統一的な実務能力向上という課題がありました。これらの要望、課題が解決できるのは「ビジキャリ」であるとの結論に至り、2012年より能力開発の一貫として導入することになりました。 「ビジキャリ」導入の決め手職務を遂行する上で必要となる知識の習得と、実務能力の評価を行うことを目的とした試験である「ビジキャリ」の特長と、自社の業務を広く網羅した試験分野であったことが大きな決め手となりました。当社は岩手県から鹿児島県までほぼ全国に営業所を展開していますが、「ビジキャリ」は47都道府県で受験できるため、各社員が平等に受験できることも導入の後押しとなりました。 「ビジキャリ」の活用目的専門知識の習得とそれに伴う社員のスキルレベルの底上げです。そのために「ビジキャリ」3級2科目の合格を昇格要件に組入れています。具体的には『3級労務管理』合格は全社員共通、もう1科目は任意選択としていますが、商社であることから『3級営業』の受験者が非常に多くなっています。そこで、2014年からは新入社員全員に内定段階でテキストを配布して学習を推奨し、『3級営業』を受験させています。ただし、会社としては受験を個人の意思に委ねています。そのため合否結果、合格点数等に関与はしませんが、合格証書を提示した場合に受験料を補填します。それに加え人事部門ではスキルマップへの記録を行います。 「ビジキャリ」導入後の効果新聞等で労務問題が取り上げられていますが、当社でも残念ながらメンタル不調が見受けられる場合があります。管理監督者が『3級労務管理』を勉強していることで初動対応がすばやく的確に行われています。また、それ以前に未然に防ぐ効果が現れていると感じています。また、総合格者数を社内にアナウンスしていることもあり、自分も勉強しなくてはいけないといった雰囲気が自然に作られてきたと感じます。 「ビジキャリ」普及にあたっての工夫「ビジキャリ」申込み期間開始日及び申込み締切1週間前に、全社員にメールを発信して受験申込みを促進しています。それ以外にも、社内のネットワークに各科目の合格者数を掲示して申込みを促すとともに、過去問題を公開して受験の支援を行っています。 ※記載内容は取材当時(平成28年)のものです。 |
|
Copyright © 2019 Japan Vocational Ability Development Association. All rights reserved.