株式会社 肥後銀行様におけるCS試験活用事例
企業概要
株式会社 肥後銀行は、「お客様第一主義に徹し、最適の金融サービスを提供」「企業倫理を遵守し、豊かな地域社会の実現に積極的に貢献」「創造性に富み、自由闊達で人間尊重の企業文化を確立」を経営理念とし、お客様お一人おひとりのニーズを的確に把握し、肥後銀行グループの力を最大限に活用した最適な金融サービスを提供することにより、質的にレベルアップした「お客様第一主義」の実現に取り組んでいる企業です。 現在、創立90周年となる2015年に向け、新本店ビルを建設中です。
企業情報
社 名 |
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株式会社 肥後銀行 |
設 立 |
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1925年7月25日 |
資本金 |
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181億円
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(2013年3月末現在) |
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2015年春:新本店ビル完成予想図 |
CS試験の導入状況
株式会社 肥後銀行では、行員の方々のパソコンスキル(ITリテラシー)の評価の一環として、従来からCS試験の受験を推奨し、各自で受験していましたが、近年の情報化社会の高度化、その変化のスピードに対応することを目的として、自社研修施設にイントラ環境を構築、IT研修専用の研修室を設置するとともに、行員に対する研修及びCS試験のワープロ部門及び表計算部門の導入をしています。
CS試験を実施しているご担当者にお伺いしました
株式会社 肥後銀行
人事部 人材育成グループ長 坂本 雅己 様
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肥後銀行様では、どのようにCS試験を活用していますか?
肥後銀行では、業務に必要なITスキルレベルを5段階で自己評価する手法を導入していますが、そのスキルを客観的に評価するツールとして、実務により近い内容のCS試験を導入しています。
ITスキルは、業務を行う上で最低限必要なものと認識し、そのスキルが一定レベル以上あることで、効率的な業務が行えると考えています。
その点では、CS試験の表計算2級の課題は、時間をかければほとんどの行員が解くことができる課題ですが、これを試験時間内でできるというのは、当行のスキルレベル、つまり、効率的に業務ができるレベルにマッチしていると思っています。
また、ワープロ部門においても正確にスピーディーにキー入力できるスキルは、ワープロソフトの活用のみならず、銀行システムの入力業務にも活用できるスキルと考えます。
当行では、ワープロ部門及び表計算部門の2級の合格者に奨励金を出していますので、行員のスキルレベル向上意欲にもCS試験制度を活用させていただいています。
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CS試験を導入したメリットや他の企業へ勧められる点をお聞かせください
銀行は、産業分類上では金融業ですが実際は情報サービスを主体とする業務だと考えています。
その点では、行員のITリテラシーを向上させることは、見えない競争力の強化、つまり、人(行員)が仕事を効率的に行うことで、お客様に対するサービスの向上になります。
これを陰で支えるために、行員が業務を効率的に行うための確かなITリテラシーが必要と考えています。
また、当行の経営方針の中で、情報技術(IT)とコミュニケーション能力(CT)、会計・説明能力(AT)の3要素で構成される経営技術「ICAT」を構築し、活用することが示されていますので、そのような点からも、今後、ITスキルの向上は必須と考えています。
これらを効果的に進めるために、行員のITリテラシーの指標として、また、スキルアップの目標としてCS試験は、非常に有効で、かつ、大変良い試験だと思います。
CS試験を実施する指導者の方にお話をお伺いしました
株式会社 肥後銀行
人事部 人材育成グループ
企画役代理 久保 綾子 様
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当行では、行員のITリテラシーの強化を行うことを目的として、研修施設等の整備を行うとともに、その教育目標の評価指標となる試験制度の選定を検討することを併せて行いました。
CS試験は、他の試験と比較して、より実務に近い内容で、実際に表や文書を作成させ評価することが仕事に直結して、非常に良いと感じたこと、そして、試験レベルが適切であること、例えば、当行で普通にパソコンを活用していれば、そのスキルレベルがCS検定の表計算2級の課題と同程度であることの検証を、私自身がCS試験を受験して確認し、導入することとしました。
結果として、当行の業務においては、作業効率を向上させ、短時間で効率的に業務を行うためには、CS試験のワープロ部門及び表計算部門の2級を取得することが基礎ITスキルとして十分な実力があると考えています。
仕事を効率的に行うことは、貴重な時間を効果的に活用できることになるので、このCS試験の2級を取得することが、その指標となります。その点でもCS試験の導入は、お勧めできる試験制度だと思います。
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