ものづくり基盤強化

職種紹介

ウェブデザインとは。

インターネットで情報をわかりやすく効率的に発信・配信するために、文字や画像等を用いて、「ウェブサイト(ホームページ)」を作成する技能をウェブデザインといいます。インターネットの普及は爆発的な利用者の急増によって、人々の生活を大きく変えたと言われています。多くの新しい技術やビジネスがインターネットをベースにして生まれています。新しく、創造的で、フロンティアスピリットにあふれた仕事は他にはありません。ウェブサイトを創るということは、情報をデザインしていくことに他なりません。様々な情報を世界に発信していくためには、技術的な問題や安全性など多くの知識が必要です。また、人々のコミュニケーションもインターネットをベースにして変わっています。今までのコミュニケーションがさらにリアルタイムで世界的な広がりを持ち、そのスピードも変わっていきます。「ウェブデザイン」は、人々の生活の根幹を支えるインフラとして今後益々、重要になっていくことが予想されます。
第45回技能五輪 優秀作品
第45回技能五輪 優秀作品

競技のポイント

ウェブデザインでは、ウェブサイト(ホームページ)を、「見易く」、「わかりやすく」、「使いやすく」、「安全に」、「美しく」、実現するため、さまざまな技術を使い、設計、表現を行います。実際には、「文字情報」、「画像情報」、「音声」、「動画」、「映像」、「双方向的な情報サービス」などの様々な「情報」を適切な形でウェブサイト(ホームページ)として、構築します。

魅力

「ウェブデザイン」はコンピュータとインターネットによる通信技術を抜きには語れません。今、皆さんの生活を考えてみると、インターネットのウェブサイトから得られる情報なしでは、成り立たないのではないでしょうか? これまで、ウェブデザインでは美的な側面や面白さ、アイデアなどが注目されてきましたが、現在のように普及してくると、本当に使いやすいものが当たり前に求められています。特にウェブサイトは、多くの方々に使われるものですから、高齢者の利用者、身体に障害のある方でも利用できるような配慮が求められています。また、多くの人々が様々な環境で同じように情報を得られるような「アクセシビリティ」といった点が世界的に注目されており、日本でもようやくそうした技術が当たり前のように求められるようになりました。決してウェブデザインは特別なものではありません。世界に情報を発信したい誰もが、コンピュータを使って作成することが出来ますから、今後ますます多くの人々が自分の属する会社や組織、また個人のウェブサイトを作成することも多いと思います。そうした際に、世界の標準技術に従い、アクセシビリティやウェブ標準に配慮した、正しいウェブサイトを構築する技能を得ることが出来るようになればさらにウェブデザインの世界は広がっていくでしょう。
第45回技能五輪大会競技風景
第45回技能五輪大会競技風景

将来性

世界中の企業、学校や組織はウェブサイトを持っていますし、作ろうとしています。ますますインターネットは普及していきますし、コンピュータのウェブブラウザ(ウェブサイトを閲覧するソフトウェア)だけでなく、携帯端末(携帯電話やPDA、ネットワーク型ゲーム機)などでも見られるようになり、ますます我々の生活に必要不可欠なものとなっていきます。インターネット業界では、毎年様々な新しい技術やサービスが考案されており、まさに最先端で人々のライフスタイルまでリードする業種であるといえます。

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