ものづくり基盤強化

職種紹介

車社会は安全、無公害へ走り続ける。

自動車は人間にとって必需品。常に最新技術が集積された複雑な精密機械です。時代とともに技術が進歩し、高度な技術なくしては点検、診断、修理ができなくなってしまいます。さらに快適な走行性、安全性と無公害、省エネルギー化のために技術開発はめざましく、これらの高度化に対応するために、自動車整備の体制を確立し、強化することは自動車産業界の重要な課題です。さらに若年技能者の育成を支援することこそ重要な課題です。

競技のポイント

安全で快適な走行のために、確実な作業が迅速に行われる。

競技は4つの課題をそれぞれ150分で行います。
  • ユニット(エンジン、トランスミッション等)の分解・測定・点検・調整組立て。
  • 車両のブレーキ装置、ステアリング装置、走行装置等の測定・点検・修理。
  • ガソリン・エンジン故障診断。
    燃料系及びエンジン制御システムの故障診断・修理と関連する測定・点検・調整。
  • 電気装置故障診断。
    エンジン及び車体電装の故障診断・修理と関連する測定・点検。

魅力

保守、管理はおまかせ。

車は、最新の材料を使用し、高度な技術と品質管理によって製造されていても使用していくうちに磨耗や劣化が進み、全体の性能がだんだん低下していきます。自動車工技能者は車が安全、快適に走れるように、また有毒ガスや騒音を排出させないように仕事をすることで、社会に貢献しています。
第45回技能五輪大会競技風景
第45回技能五輪大会競技風景

将来性

人と車が快適関係。

人間社会にとって車は重要な役割を果たすでしょう。ガソリン車から電気自動車、ソーラーカーなどの無公害車への移行、技術革新による地球にやさしい車の開発など、前途は洋々です。自動車工技能者は自動車整備振興会技術講習所、自動車整備専門学校や自動車メーカー、自動車ディーラーなどで最新の技術を修得し、社会での貢献が期待されます。また車に乗る人の安全、快適走行をサポートする重要な役割を担います。

ページの先頭へ