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◆ 2005年4月10日配信 ◆ |
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| 変化する企業の経営戦略と人材育成 |
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| (4)組織の不祥事は正社員の減少にある 組織の不祥事が頻発している。企業は社会的責任を果たさず、データ改ざん、仕事のミス隠しが露見し、ヒューマンエラーとしての事故などいろいろな問題が表面化している。その根底に現場での熟練社員減少を指摘することができよう。 経営姿勢と企業文化・組織風土の問題が大きいが、人間行動に関して見ると、特に危険予知行動と事故対処行動に問題が見られるケースが増えている。それはベテラン社員の経験と勘に基づくものであり、制度・マニュアルでは対処できないものである。 非正社員の教育では十分対応できない。我々の調査結果においても、非正社員比率と事故発生件数は関連していることがでている。 (5)技術伝承と技術開発力の維持 非正社員の増加や多様な雇用形態の混成職場が増えてきているが、そうした職場の一つの問題が、高度技術の伝承問題である。現場でのOJTは、個人業績評価制度と老若労働者の教育関係などによって、教える方も教えられる方もシックリきていない。さらに熟練高年齢者の退職により喪失するケースもある。特に大企業の場合は差別再雇用になるケースも配慮して、なかなか実施できないこともある。 中小企業は再雇用やエイジレスで本人の技術は確保するものの伝承がうまくいかない問題がある。特に、伸びている中小企業は、その技術によって経営が成り立っているケースが多いので、技術伝承の教育・訓練制度の確立は急務になっている。 海外工場進出による技術流出や基礎学力の低下などによって、伝統的な熟練技術が失われつつあることは技術立国として危機状況であり、大きな問題である。最近、技術部門の職務をアウトソーシングする傾向も見られる。従来の企業の核になる技術を買うということになり、それはそれなりに意味があるが、組織力の内容が変わっていくことになる。 技術伝承には、よりよい高齢労働者と若年労働者の関係づくりが大切である。老若労働者の混成職場は、いろいろと問題があるという現場の指摘もあるが、熟練技術者の継承、仕事意識や安全意識のモデルになる意見の多様性、体力面での補完、新しい技術の普及、助言者・カウンセラーとしての機能などの長所もあり、効果的な職場運営の適正なシステムを創ることが大切である。 |
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