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<メンタルヘルスの悪化によりキャリアの問題を考えざるを得ない場合>
メンタルヘルスの悪化によりパフォーマンスが低下し、キャリアの問題を考えざるを得ない場合も存在する。職場のグローバル化と情報化が進む中で、競争が激しくなり、一人あたりにかかる負荷が高くなっている。同時に個人の成果への評価が厳しくなっており、パフォーマンス低下により予定していたキャリアを歩めなくなり、キャリアを再考せざるを得ない状況が起こりやすくなっている。さらに、メンタルヘルス悪化により休職に至った場合は、復職するにあたっては、「どういった仕事にどのように戻るのか」「今後どのような働き方をすれば再びメンタルヘルスを悪化させないか」といった復職後のキャリアプランについて考えることは不可欠である。
メンタルヘルスとキャリアの関連性について2つの方向性から見てきたが、次回はメンタルヘルス予防にキャリア・カウンセリングがどのように寄与しうるのかについて論じていきたい。
| 【引用文献】 |
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大庭さよ・坂井一史・島 悟 2006 1企業における高ストレス職場への介入研究 |
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産業精神保健学会第13回大会抄録集
Super,D.E. A life-span, life-space approach to career development. Journal of Vocational Behavior, 13,282-298. 1980 |
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