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補足ですが、メンタル不調をおこしやすい人は自責の人が多いのも事実です。でも、私は自責とは自分を責めることではなく、自分でもできることからやってみることだと思います。例えば、学部時代のゼミの友人は、就職活動で内定が取れないときに、友人に頼んで模擬面接を何回もしてもらいました。悔しくて泣いたこともあるぐらい、厳しく突っ込んでもらい、その結果内定を複数獲得しました。彼は、働き始めてからも営業としての知識不足を埋めるため、同期の仲間に声をかけ、手分けして調べた情報を共有する朝勉強会を開いています。自責とは、立ち止まって自分を責めることではなく、自分にできることを探し、必要なら周りに助けを求められることだと思います。
私は末っ子で、妹も弟もいませんし、子どももいません。しかし、前職での後輩や学部時代のゼミ仲間(25歳年下)など、沢山の妹や弟(年齢的には息子や娘かも?)に囲まれて楽しく過ごしています。この幅広いネットワークは意外な副産物をもたらしてくれました。大学院を修了した翌年から日本体育大学の非常勤講師としてキャリア教育を担当していますが、この機会を与えてくださった教授に「なぜ石川を推薦したのか?」と尋ねた友人がいます。教授は「石川さんは若い人たちから卒業後も色々相談されたりしている。若い人と良い関係を築ける人だと思ったから」と答えてくださいました。変化に柔軟に適応しながら、違う世代の人とも信頼関係を築いていくことが、思いもよらない評価となり新しいチャンスに繋がったのです。今回は、より豊かなキャリアを切り拓く、ひとつのヒントとして「キャリア・アダプタビリティ」について、ご紹介させていただきました。
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