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この取り組みは2年目を迎えました。昨年にメンターであった技術者の言葉が印象的でした。「後輩を育てるこのような取り組みはとても素晴らしいし、自分もやっていきたいと思う。しかし、日々の業務が忙しく、やりたくても手がつけられないのが現状です。今回のように制度としてもらうことで、やっと取り組めました」。必要だと思っていても、公の役割となっていなければ、中々、後輩を育てる余裕がない職場が多くなっているのではないでしょうか?
このプログラム導入後のメンターからは「自分自身の立場や経験を振り返れた」、「メンティに説得力ある話をするために、自分自身が考えることを整理するようになった」、「自分でも役に立つことができると感じられた」、「メンティのために考えることが、自分の成長につながった」、「自分だったらと自分の経験を振り返ることが増えた」などの気づきが得られました。
(財)日本生産性本部メンタルヘルス研究所が2008年度に行った「第4回 『メンタルヘルスの取り組み』に関する企業アンケート調査」の結果によると、「人を育てる余裕が職場になくなってきている」と回答した企業の60.2%で「心の病」が増加しているとのことです。また、同研究所の「産業人メンタルヘルス白書2008年版」において、「メンタルヘルス施策としても職場や組織風土の改善が必要」という主旨の提言がなされています。私は人を育てる風土を創る一つの方策として、メンタリングプログラム導入は、職場のメンタルヘルス第一次予防としても役立つのではないかと考えています。皆様の企業で、参考にしていただければと思い、ご紹介をさせていただきました。
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