1 職業能力評価基準を活用した研修
私ども中央職業能力開発協会(JAVADA)では、これまで業種横断的な事務系職種のほか、業種別に42種類の職業能力評価基準を策定・公表しています(詳しくは、「職業能力評価基準のご案内」のホームページをご覧ください)。今回は、策定した職業能力評価基準を活用して、ある企業に対して実施した研修の概要についてご紹介します。
先日、職業能力評価基準の策定にご協力いただいた企業の方から、「自社の従業員に対して職業能力評価基準を活用した研修を実施してもらえないか。」という相談がありました。同社は、1940年代後半に東京都内で創業し、高水準のアルミニウム製装飾製品を製造しています。現在、従業員は300名弱在籍されていますが、そのうち、神奈川県内にある主力事業所の技能系の従業員の方々100名強を対象とした研修を実施することになりました。
そして事業所のご担当者と数回にわたる打ち合わせを経て、従業員自身によるスキルの確認と自己理解、そして、これらを踏まえながら自分の将来を描き出し、その将来に向けて自分のキャリアを切り拓くことを研修の要点にすることになりました。そして、研修のタイトルが「能力開発講座―自分自身を振り返ろう」に決まりました。
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