キャリア形成推進マガジン
キャリアに関する研究者からの提言 【キャリア・ナウ】

2010年9月10日配信
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能力本位の労働市場に向けて
   === 職業能力評価基準の必要性 ===
【3】
厚生労働省奈良労働局 総務部長 金谷 雅也

3 公平な職業能力評価のために

 労働者の職業能力を評価する項目や着眼点は企業によって異なるのでしょうが、同じ産業・業種であればどこの企業においても求められる職業能力はあるはずです。厚生労働省では、こうした「どこの企業においても求められる職業能力」を業種ごとに明らかにすることで、能力本位の労働市場整備を図っています。具体的には、業種ごとに職務分析を行い企業が必要とする人材の能力要件等を明確に示した「職業能力評価基準」を作成しています(平成22年8月現在42業種)。

 この「職業能力評価基準」は、企業における労働者の能力評価に活用できるのはもちろん、仕事をしていく上で必要となる職業能力を明らかにしていることから、企業内における研修などにも御活用いただいています。さらに業界団体によっては、この「職業能力評価基準」を用いて業界検定を整備するといった取組をしているところもあり、幅広く活用されています(ジョブ・カード制度に取り組んでいただいている企業のみなさまも多いと思いますが、このジョブ・カード制度で用いている「モデル評価シート」もこの職業能力評価基準をもとにして策定しているものです。)。
 「職業能力評価基準」は中央職業能力開発協会のホームページからダウンロードできるようになっていますので、是非一度御覧になっていただきたいと思います。また、次回のこのコラムでは、具体的な内容や活用方法の詳細について中央職業能力開発協会より御紹介をいただく予定ですので、あわせてお読みいただければ幸いです。

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