| ◆学生に対するキャリア教育
私たちは働くことによって、多くの学びと成長の機会を得ることができる。そのため、職場は「人生の学校」であると言えよう。職場の中には色々な職種と作業があり、働く人の職位や役割も様々である。その上、図2に示すように、アルバイト、正社員とプロでは求められる能力が違う。また、この求められる能力の違いによって、アルバイトと正社員の採用のプロセスもおのずと異なってくる。
|
図2:求められる能力
|
 |
しかし、概して学生の職業観は、「洋服が好きだから、アパレルの販売員」「土日は休みたいから事務職」といったおおざっぱなものである。そしてこのような職業観をもつ学生たちの多くが、就職に関して短絡的な考えと、安易な判断に陥りやすい。そのために学生相談には、学生の就職への意欲を喚起する内面的な触発とともに、職業の種類や仕事内容、業界知識、資格や技能など幅広い知識と経験が不可欠になる。
キャリア教育の推進者は、学生に対する情報提供サービスに従事しているのではなく、専門職として熱意と情熱を持って、知識と経験を駆使しながら学生を育てていくのであり、心を尽くして取り組む覚悟が何よりも求められる。決して「魂のない専門家」になってはならない。
|