7月下旬、ついに一社内定がでました。受験企業数は42社。第一希望とは行かないまでも本人も納得できる仕事ができそうです。「就職活動を通してやればできる自分を発見した」とまるで人が変わったかのようなスッキリした表情で振返ります。就職講座の講演で外部講師に「夢を持とう」と呼びかけられると下を向いていた学生が、内定を取るために動き、頑張って結果を出しました。その経験から多くの学びや気づき、自信を手に入れたのです。今の彼女たちに「夢を持とう」といえば目を輝かせて語り合うことができそうです。徹底的に自己を見つめたその先に他者や将来の自分を思う気持ちも生まれました。1年生に語りかける彼女たちの笑顔がそれを物語っています。
こうした学生の変化を見ると就職活動には学生たちを成長させる要素がぎっしり詰まっているような気がします。自他の理解、コミュニケーション、情報収集、職業理解、計画実行、課題解決等、実践的キャリア教育の宝庫です。この実践的キャリア教育は、就職活動を終えてからでは遅いと考えるのが一般的です。確かに、学生たちが真剣に就職に臨むこの苦しい体験があってこそ身に着くものがあると現場にいて実感します。ただし体験を振返り気づきを促すためには、必要に応じて的確な情報提供ができる場をしっかり作っておくという条件がつきますが・・・。この場作りにキャリア・コンサルタントが貢献できると確信しています。
家族のような深い繋がりでもなく、先生のようなアカデミックな繋がりでもなく、半年以上キャリアをキーワードに繋がりを持てる特殊な存在として学生に関われるこの仕事。大きなやりがいと責任を持ちつつ、これからも学生の役に立てるよう支援を続けていこうと思っています。 |