「体験を意味づけする」ことの繰り返しこそが、学生たちが内的キャリアを自ら築ける基盤となるのではないかと考えています。厳しいからこそ「自己PR」「打ち込んだこと」「得意な科目」「長所・短所」など自分のことを真剣に考え、何回も書き、話して言語化します。厳しいからこそ活動中の大学生、人事採用担当者など多くの人との出会いを大切にします。それを相談室で振り返る。これほど、ある一定期間に体験の中から自分自身を深く掘り下げることは学生にとって初めての事で貴重な体験だと思っています。本当の意味での自己理解が進むのではないかと。その結果、内定が出れば自己効力感、自尊感情が育ちます。厳しい就職活動の中には、セレンディピティがたくさんあるし、学生たちを成長させるチャンスが様々な場面に詰まっているような気さえしてきます。キャリア・コンサルタントとして学生がそれに気づけるようお手伝いができればと願っています。
「波が来るまであきらめないで続けます」とサーフィンをやっている学生、「受かって反省、落ちて感謝!」と笑う剣道部出身の学生、「明けない夜はない」どこかで聞いたような言葉を残していく読書好きな学生・・・皆、これから会社説明会です。先が見えない苦しい就職戦線ですが、私自身もこの厳しい時代に支援できる意味を探しつつ「偶然を楽しもう!」と改めて自分に言い聞かせ、後ろ姿を見送りました。 |