キャリア形成推進マガジン
キャリアに関する研究者からの提言 【キャリア・ナウ】

2008年2月10日配信
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キャリア・カウンセリングの活用
【3】
立正大学 心理学部 教授  臨床心理士 宮城 まり子 
 た、最近では、キャリアとメンタルな問題が絡んでいるキャリア相談の事例が増えている。当然、キャリアで長く悩んでいる状態はメンタルにも決して良い状態ではない。メンタルでは、キャリア不安や葛藤、落ち込みなどや将来の展望が描けないために日々悶々として、不眠状態、食欲不振、意欲を失っているような状態も見受けられる。こうした点からも、キャリア問題の効果的な解決支援は、メンタルな問題発生の予防にも機能する「予防的なカウンセリング」でもあると考えられる。
 ャリア研修などの機会を社員に与え、自分自身のキャリアを節目節目で見直し、モニタリングを行い、キャリア上の課題を整理し明らかにすることが欠かせない。働く人々は日々日常業務に追われ、自分のキャリア設計を考えキャリア上の課題を明確化する時間も心の余裕もないのが実態であろう。キャリア・カウンセリングをキャリア研修の場にも効果的に位置付け、キャリア問題の解決支援を効果的に行うことができるとさらに良いと考えている。
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