| キャリア形成推進マガジン キャリアに関する研究者からの提言 【キャリア・ナウ】 |
◆ 2007年12月10日配信 ◆ |
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| キャリア形成のための5つ要件 |
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| 立正大学 心理学部 教授 臨床心理士 宮城 まり子 《プロフィール》 |
最近では新入社員の時代から「キャリア開発は自己責任」と言われるようになった。これまで、「会社が自分を育ててくれる」、「上司が自分を育ててくれる」ことが当然と思っているような、会社依存的な「甘えの意識」を持つことなく、自分自身は「自ら磨き・育てる」ものという、自律的なキャリア意識を持つことが求められている。すなわち、職務経験や主体的なキャリア開発行動を通して、自らに他の人とは異なる独自の付加価値をつけ、社外に出ても通用する強みや専門性を有するような、商品価値の高い人材となることが求められているのである。これは、自分のキャリア・リスクマネジメントの視点からも大変重要である。すなわち、万一会社が倒産するようなことがあったとしても、職務経歴書を書けば、どこでも通用する商品価値の高い人材、「売れる人材」として自分を絶えず磨いておくことが重要である。そして、5年ごとに自分の「職務経歴書」を書き換え、よりその内容や質を高いものにする位の強いキャリア意識を持つことが必要である。そのためには、どうしたらよいのだろうか。自律的キャリア開発の視点からキャリア形成を支える要件として次の5つをあげてみた。 | |||
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