キャリア形成推進マガジン
キャリア・コンサルティングの現場からの報告

2009年3月10日配信
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カウンセリングルームから見えるキャリアの諸相
 【第6回】キャリア・コンサルタントの役割
【2】
財団法人関西カウンセリングセンター認定 上級心理臨床カウンセラー・キャリアカウンセラー 横山 慶一
 方カウンセリング活動に対して、キャリア・コンサルティングは新しい視点を気づかせてくれました。カウンセリング活動にキャリアという視点を取り入れることで、クライエントの背景や生活を正確に理解することができるようになったと思います。従来のカウンセリングは、心的現実や内面に焦点を当てすぎていたように思います。現実の生活の匂いを感じながら、クライエントを理解することで、カバーできる幅が広がったように思っています。そして最も大きな意識の変化として、クライエントがつまずいたり挫折しているのではなく、成長に向ってより大きな発展を遂げようとしている、肯定的な視点に立つことができるようになりました。

 ウンセリングかコンサルティングかという議論はこれからも続くのでしょうが、お互い良い特長を取り入れて「カウンサルティング」なんて新しいものができたりするとおもしろいですね。

 回にわたり私のつたない文章をお読み頂きました皆様、誠にありがとうございました。現状におけるキャリア・コンサルタントの活動は、いろいろな意味で新しい試みだと思います。キャリア・コンサルティングの領域においては、悩みを抱えた人ではなく、健康で十全に機能している人に対するアプローチも重要で大きな位置を占めています。このような健康でさらなる向上を目指す人々に対して、さらにさらにポジティブなアクションがどこまでできるのか、今後は大きな期待がかかっていると思います。

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