以前ご紹介した、キャリア・コンサルタント全国大会が、昨年12月23日に大阪で開催された。テーマは『社会が求めるキャリア・コンサルタントのチカラ』と題され、講演とシンポジウム、そして、11の分科会が行われた。今回も800名を超える参加者を集め、盛会となった。
私が担当した分科会のテーマは『生活保護受給者に対する就業支援』である。当初は『社会的弱者に対する自立支援』としたが、生活保護受給者が社会的弱者であるかどうかは疑問であるとのご意見もあり、より具体的に対象を絞った名称に変更した。ご参加頂いた方の中には、名称変更に戸惑われた方もいらっしゃったのではないかと思う。この場を借りてお詫びを申し上げたい。
分科会の前半はパネルディスカッション、後半は参加者からの質問にパネリストが応答する形式で進めた。パネリストは、向井順子氏(大阪市 健康福祉局 担当係長)、奥田剛志氏(大阪市 東淀川区保健福祉センター 支援運営担当)、嶋野美知子氏(社団法人 日本産業カウンセラー協会 関西支部)の3名の方々にお願いした。そして、コメンテーターとして宮城まり子先生(立正大学 心理学部 教授)にお越し頂き、私はコーディネーターを務めさせて頂いた。 |