キャリア ナウ  

2007年5月12日配信
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転職で成功する経営管理層
【3】
明治大学 政治経済学部 教授   永野 仁
転職の成功要因としての情報
 ところで、転職をするためには事前に転職先の情報を入手することが不可欠である。そこで、どのような情報を事前に入手した場合に転職に成功するのかを、彼ら自身の転職に対する評価に基づいて分析してみた。ただし情報については、調査では10項目の情報について尋ねたので、それを要約し、「経営情報(中心的な項目は、会社の将来性、経営方針、経営上の課題、社風や雰囲気、経営者の人柄)」と「条件情報(中心的な項目は、勤務地、仕事内容、職位、待遇(秘書の有無等)、年収、実労働時間)」の2種類とした。分析の結果は、経営情報の入手度が高まると転職に成功しやすいというものであった。
 実はこの経営情報は、転職者があまり入手できていなかった情報であった。そこで次に、どのようなルートを通じると経営情報が入手できるのかを分析した。最近は転職を支援する人材ビジネス会社が活況を呈しているが、分析結果では、経営者等その会社の当事者に直接コンタクトし情報を入手した場合に、経営情報が入手できることが確認できた。直接ルートによる事前の情報入手が、転職の成功要因であることを示す結果である。
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