キャリア形成推進マガジン
キャリア・コンサルティングの現場からの報告

2007年12月10日配信
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キャリア・コンサルティングの現場で思うこと~その6~
【2】
社団法人 日本産業カウンセラー協会 関西支部 キャリアカウンセラー部長  橋本 俊作
 らに、キャリア・コンサルタントとしての役割が、ここにあるとも考える。キャリア・コンサルティングは「その人が自立し、その人に適した仕事に就くための支援」とされることも多いが、冒頭で述べたように、仕事は生活あるいは人生の中に位置付けられるものと考えれば、キャリア・コンサルティングは「人生の送り方」、つまり、「どのように生きるか」の支援であると言える。

 がメンタルヘルス不全に陥る原因は、仕事にある場合も、そして、生活(家庭)にある場合もあるだろう。しかし、生活のリズムが乱れれば、また、家庭内に問題が生じれば仕事に影響が出るだろうし、また、仕事において問題が生じれば生活に影響が出ることは、当然考えられることである。つまり、両者は密接に関連しているのである。従って、その人が「どのように生きていきたいのか」、「どのような人生を送りたいのか」を支援することがキャリア・コンサルタントの役割であるとすれば、仕事と生活のバランスをどのようにとるのかというWLBの視点が、キャリア・コンサルタントには求められるだろう。

 「どのように生きたいのか」、「どのような人生を送りたいのか」との問いは、「仕事と生活(人生)のバランスを適正に保つにはどのようにすればよいのか」との問いに繋がると考える。そうだとすれば、WLBを実現すること、これもまた、キャリア・コンサルタントの役割であると言えるだろう。

 ☆参考文献☆
   「ワーク・ライフ・バランス再考 ― 多様な働き方とこころの健康のために ―」
    
経営行動科学学会 第10回年次大会 発表論文集 (2007年11月)
   「キャリアカウンセリング入門」 渡辺三枝子、E.L.ハー (ナカニシヤ出版 2001年)

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