キャリア形成推進マガジン
キャリアに関する研究者からの提言 【キャリア・ナウ】

2010年7月10日配信
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企業におけるキャリア・アップの重要性(2)
【2】
高橋ヒューマン・スキル研究所 主宰 心理カウンセラー 高橋 正幸

組織の活性化

 組織の一員として、職務についても自分の能力や行動態度についても、組織からいろいろ教えられ、同時に、自分も他のメンバーに影響を与えていってこそ、組織の活性化と発展がある。
 その意味では、例えば、年始に年間の個人目標を設定する場合には、上司は必ず部下と個人面談をし、一人ひとりの職務目標がどのよう形で組織目標につながり、企業の発展につながるかを、お互いに納得するまで話し合っていかなければならない。
 また、年度中途での組織の目標達成状況についても、管理者の独断ではなく、組織全員で個人目標との関連において話し合う場をつくらなければならない。
 そのなかで一人ひとりが、他の社員と比較して自己の目標達成度合いを確認し、組織目標の達成度合いについても確認することができてこそ協調性が生まれてくる。その根底にあるものが、一人ひとりのキャリア形成である。

 多くの社員は、現在の職務を継続していくことを前提として過ごしている。ならば、会社のため、組織のため、そして自分のために知識・技能・姿勢・習慣等が求めるレベルに近づいているか考えながら職務を遂行していかねばならない。
 そして、図のように現況と目標との差を課題として捉え、その課題を解決して目標までレベル・アップするために、何をし、キャリア・アップをしていかなければならないかを見つめなければならない。

 このように一人ひとりがキャリア・アップを心掛け、結果その意識を日常職務に反映させ、会議の場で発言していくと他のメンバーにも刺激され、キャリア・アップの習慣が組織全体に広まって、組織の活性化とレベル・アップにつながっていく。

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