キャリア形成推進マガジン
キャリア・コンサルティングの現場からの報告

2010年3月10日配信
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日常習慣を見直してみよう
   その発言や行動は相手の"承認欲求"を満たしますか?
【2】
 株式会社ラポール企画 代表取締役 大小原 利信
 場の中で"会社の方針と自分の考え方のギャップ"に戸惑ったり悩んでしまって、いつの間にか仕事への意欲が低下して"落ち込んでしまう人"は少なくないと思います。カウンセリングの場面においても、こうしたケースは珍しいものではありません。このKさんのケースを例として、「クライエントの個人的な側面」と「上司のクライエントに対する関わり方」という2面について考えてみることにしましょう。
 "落ち込み"は多くの人が経験していることですが、ここでは「個人の価値観」に焦点を当ててみます。
 まず、皆さんが子供の頃、またはご自身の子供さんに対しての対応を思い出してみてください。
 学校低学年の子供さんに「おとうさん今日テストで100点取ったよ」と言われると、多くの親は「やったね・良かったね」と誉めることでしょう。
 れでは仮に100点満点ではなく、「おとうさん今日テストで90点取ったよ」と言われた時に、親であるあなたはお子さんに何と声をかけるでしょうか?「90点か、おしかったね」などと声をかける人は少なくないと思います。
 には「承認欲求」と呼ばれる、"他人から認められたい"という強い欲求があります。大人に比べ子供にはこの欲求が強く見られますから、このような言葉掛けが繰り返されると、「親に認められたり褒められるためには100点でなくっちゃダメなんだ」と子供は思いこんでしまいます。そして、子供の年齢が上がるにつれて、自分に都合の悪いテストや学校からの連絡を見せなくなってしまいます。このように日常の何気ない親子の会話であっても、それが何度も繰り返されれば、"完全でなければ褒めてもらえない""完璧でなければならない"との価値観が子供の中に生まれてきます。
 のような"完璧主義"のまま子供が成長し社会人になった場合、職場ではどのような状況におちいりやすいのでしょうか。近年では多くの職場で目標管理制度や成果主義賃金などが導入されています。上司と部下の面接に際しては、完璧主義の部下は100点満点の目標を設定しがちです。これは、親子関係でも見られた、"よい評価を得たい""褒められたい"という気持ちと同じものでしょう。もちろん完璧な目標であっても、それを達成できる人はよいのですが、それを達成できない人は自分で自分を追い込んでしまいます。完璧な目標を達成できなかったことに敗北感をいだいたり、完璧にできない自分人身に失望して、落ち込んでいく人も少なくありません。
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