面接(その1)
私は相談者の状況に応じて、インテーク面接(おおむね1回から3回)と本面接(おおむね5回から7回)を実施します。
<インテーク面接>
私の相談者は積極的な就職活動ができにくい方が多く、彼らは「就労経験が少ないから、離職期間が長いから、こんな自分は雇ってくれない」などのように、様々な事情から自己否定的に捉える傾向があります。
例えば、「早く働きたいんです!」と来談する相談者のケースでは;
「早く働きたいんです!」ときっぱりと私に訴える相談者がいます。そういった場合、私は彼らに「それでは○○さん、早速求人情報を検討して応募していきましょうか」と伝えることがあります。すると彼らは「いや・・・、履歴書の空白期間を聞かれたらどう応えたらいいか・・・。日雇いはたまにしたけど、ニートだったから、何の資格も経験もないから、・・・ダメなんです」と後退りしてしまいます。
この段階では、相談者は「働かなければいけないと思いながらも、働けない」と葛藤状態にあり、「働くために今何から取り組んだらいいのか」という就労への具体的なイメージが描けず、不安や焦りが先行し、時には怒りといった感情が優位な状態にあります。結局、私に「どうしたらいいんでしょうか」と繰り返し訴え、もうこれ以上先に進むことが出来なくなってしまいます。他方、相談者の中には働かなければいけないと考えながらも、今すぐに働かなければ明日の生活ができないという状況に置かれていない方もいます。彼らは就労に向けて心の整理が不十分な状態であったり、就労への動機が弱いために、コンサルティングを受けることへの現実感や責任感が今ひとつ不足している状態にあると思います。
インテーク面接では、相談者が陥るそういった状況を踏まえて、私は葛藤の原因について彼らの訴えに耳を傾けながら一つひとつ状況把握・問題整理をしていきます。相談者が就労という目標に達するためには、彼らが今抱えている葛藤の原因に直面し、整理することが大切だと思うからです。これは、彼らがこれまで葛藤に直面することを避けてきた自らにけじめをつける重要なプロセスだと私は思います。
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