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◆ 2007年9月10日配信 ◆ |
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| 競争力を生み出す組織内プロフェッショナル === 第一回 === |
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| 組織内プロフェッショナルという存在 このような社会環境や歴史を踏まえ、プロフェッショナルの要件も相対的なものと考えることで、企業などで組織内プロフェッショナルという人材の捉え方も可能となる。国際化・情報化による競争激化、知識と経営資源活用の必要性、職務の高度複雑化・専門化、ホワイトカラーの増加・高学歴化などを背景に、組織に雇用される高度な専門性と主体性を持つ中核人材のことを「組織内プロフェッショナル」と筆者は考えている。 P.F.ドラッカーは、20世紀の製造業は手作業労働者の50倍も生産性を高め、最新技術とプロセスを簡単に入手でき、またコストもかからないため、もはや技術は継続的に保持できる競争力とならないと述べている。良い製品を早く安く大量に作ることが長年のメーカーの重要課題であり、その課題に直接関わる生産や品質などの技術者に専門性が必要であることは誰もが理解していた。事務職などスタッフはミスや遅滞なく仕事ができればよいとされてきた。しかし、現在では技術による差別化は難しくなり、市場ニーズをどう先取りし、サービスを実現するかという組織の総合力が重要となった。 そのため、これまで脇役であったスタッフには情報整理、プロセス改善や調整などの支援に留まらず、新規事業の成功に貢献するなど利益創出が期待されるようになる。フラット化やネットワーク化などの組織変革も、個人の柔軟性や自立性を高めると共に専門性を重視することでもある。 従来、マネージャーは職務の進行や部下の行動を管理することで組織内の中核人材とされてきた。しかし今日では、高い専門性が新たな価値を創出するものとして、マネジメントに劣らず重要とみられてきた。企業など組織にとって本当に重要なのは、外部市場にある確立された専門性ではなく、当該組織にとっての環境と市場、戦略と現状を熟知して発揮される特定の専門性である。このような専門性の発揮こそが組織内プロフェッショナルに期待されている。 ☆ 宮下先生には、『競争力を生み出す組織内プロフェッショナル』をテーマに ☆ |
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