2.職業能力とキャリア
私たちが労働に従事するに当たって要求されるものには、一般に意欲、態度、性格、健康状態などの基本的な領域があります。その他に組織の一員として行動できる表現力などがあり、それぞれの産業、労働の場で要求される専門的な職業能力があります。
労働の場で要求する意欲、社会の一員としての常識、エチケット、マナー、基礎的な文章表現力などは、中学、高校、大学などの教育の場で習得しておいて欲しい領域ですが、周知のように多くの企業は新入社員に対して、この基本的な領域を集合教育で実施しています。
ここでは、社会の一員(市民)としての常識、エチケット、マナーなどの上に、企業などの組織において求められる能力を置き、それらが総合された能力を "職業能力"としてとらえておきたいと思います。既に社会で活躍されているならば、ここでいう総合された能力が行動に表れていなければ、職業能力を備えているとは言えません。
技術、技能の分野においても、人事、経理、マーケティングなどのビジネス・キャリア制度で分類される分野においても、職業能力を形成する過程では労働市場で評価される水準に到達するまでには、知識、技術を活用した時間が重要です。私は職業能力形成過程の時間、期間が"キャリア(経歴)"になると思います。私たちが職業能力を考えるに当たっては職業能力形成過程、キャリアの重要性をしっかりと認識しておく必要があると思います。 |