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◆ 2006年3月10日配信 ◆ |
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| 仕事の定着は、入社後数年が勝負である
=== できるとはどういうことか ===
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| 第三は、テクニカル・スキル、専門能力は初めはないので、他のことで補うため、若いからこそできる仕事のやり方、従来にないやり方でトライし、成果を出すように努める。 例えば、私が見聞きした者は、工場の人事担当になって、まずは人の名前を覚えることが大事だと、現場で働く人々が寝泊まりする宿直センターに泊まり込みに行って話すということを週に何回かやっていた。それによって全従業員の顔と名前を覚え、いち早く人事担当としてのポジションをつくった。ある者は販売店の配属になって、自分がまだ商品を覚えていないにもかかわらず、毎日夕方事務の終業後に、5軒、10軒を回って、その商品を売り歩いた。実際、一週間の間に商品の成約にこぎつけ、その売上げ自体は大したことはなかったが、彼のことは瞬く間に会社中のうわさになり、最初の認知になったわけである。 入社10年目以降になればできなくても、新人だからできることはある。例えば、同期会に社長の講演を頼むなどである。社長または社長スタッフから見れば、そういう社員の私的な会に社長が出るのはまかりならんとなるかもしれないが、フランクに対応してくれる社長もある。なにも自社の社長だけに限らない。取引先などの社長にも、飛び込んで頼んでみることができるのが若さなのである。実行してみると、そういう企画を実現したことでスキルも伸び、評価もくる。 もう一つ、この時期にぜひやりたいのは、業界の勉強を始めるということである。サラリーマンの多くは、自分の会社のことは毎日会社のニュースを読み、説明を受けているのでわかってくる。だけれど、もう一段上位のところから自分の発想・視点をつくるため、業界の新聞、業界の機関誌を、(会社の役職者は読んでいるだろうが、新人は読めないので)自宅で買って読むということである。 これをずっとやっていると、いま業界の課題は何か、それから業界がどっちに向かっていくのかがわかってくるので、その会社の経営指針なんかを見たときに、自分なりにチェックできる。 また、業界別に経済産業省などが将来展望などを出しているので、そういう報告書にはぜひ目を通しておきたい。具体的なディテールはないけれども、大きな流れとして経営者や識者の人がどういうふうに見ているかというのを、自分の中に植え付けてしまえば、見方や発想が変わってくる。 もちろん、今いる職場での仕事を一生懸命やって、プラスアルファーを生み出していかなければ評価はついてこないので、これは基本だ。これまでのやり方を変える。新しいやり方を加える。売上げを伸ばすなど、目標管理に書いてあることは、全力でやる。 最後に、人事考課の実際の現場を見ていると、その人の発言の切れ味、どのくらい問題を理解していて、それを鋭く分析し、的確な答えを出しているかという点がまず注目される。それから、ものの処理のセンスのよさ、小回りが利くとか動きがいいというのは、大きなポイントである。あと、人に好かれるかである。しかも、人の評価はすごく似ている。皆ができるという人ができるものだ。変な小細工はやらず、自然体で自分を高めていくことが重要なのである。 |
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