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企業情報:

松山市役所 市章.jpg


所在地  〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7番地2
URL  https://www.city.matsuyama.ehime.jp/

2024年12月2日現在 

 松山市では、令和3年度に初めてCSCワークショップを職員研修として実施して以来、これまで毎年継続して行っている。(令和6年度現在)
 講師は、愛媛県内で幅広く研修事業を展開している株式会社エンカレッジ代表取締役の玉野聖子氏が初年度から毎年務め、これまで延べ91名の市職員が受講された。
 研修はいずれも活気に満ち、受講者アンケートの評価は高いものとなっている。

CSCワークショップの実施状況
 開始初年度 令和3年度
 延べ実施回数  4回
 延べ受講者数   91名



松山市の取り組みについて、松山市総務部人事課のご担当者と講師を務められた株式会社 エンカレッジ代表取締役 玉野聖子氏にお話をうかがいました。

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―――なぜCSCワークショップの実施を検討されたのでしょうか。
(松山市担当者)地方公務員の定年延長制度の開始を迎えて、60歳を超える職員の処遇や職場環境等に変化が生じることで、該当職員のモチベーション低下等を懸念していた当時の担当者が、株式会社エンカレッジの玉野氏から紹介されたCSCワークショップに着目し、実施に繋がりました。


―――CSCワークショップを松山市にすすめられたきっかけは何ですか。
(玉野氏)実は、直接営業を行ったわけではなく、自分がCSCワークショップインストラクター養成研修を受講した際に、これはこれからの時代に絶対必要だと感じ、様々な企業の人事担当者とお会いした際に、必ずCSCワークショップのことを話題にしていました。 その話を松山市の人事担当者にも話していたところ、3年ほどたって、その担当者から以前に聞いていたCSCワークショップについて具体的にどのような内容か教えてほしいと連絡をもらったのがきっかけです。

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―――CSCワークショップの受講対象者はどのような方ですか。
(松山市担当者)令和6年度の受講対象者は45歳以上の職員としています。松山市職員の選択制研修に位置づけており、研修目的や研修内容を明示した上で希望者を募っています。


―――CSCワークショップの準備から実施までで大変なことはありますか。
(松山市担当者)研修実施に関しては、玉野先生にお任せしている部分が大きいので、特に大変に感じることはないですね。


―――CSCワークショップを実施する上で、何か工夫はされていますか。
(玉野氏)何より、研修の場をあたためることを意識しています。そのために、受講者自身に名札を作ってもらったり、誰かが発言した後は拍手をするといった決まりにしています。
 ほかには、進行を円滑にするために、"考える"、"隣の人と話す"、"グループで話す"というポイントになる行動にサインを決めておいて、それを適宜示すことで説明の簡略化を図っています。 さらに、研修後半の自分のシニアになった時の働き方を明確にする段階で、改めて受講者自身が主役であるという意識を持ってもらうために、自分の専門能力を身に付けるに至ったこれまでの経験を話し合ってもらう時間を設けています。  
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  ―――受講者からはどのような感想が寄せられましたか。
(玉野氏)これまでの受講者のアンケートからは、概ね好評価をいただいています。
 特に、プラットフォーム能力について、これからの働き方を考える上で参考になるという意見が多く聞かれました。


―――受講者の受講後の変化などは見られますか。
(松山市担当者)具体的な変化は分かりませんが、再任用で働くということに対する意識が変わったという意見は聞いています。
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―――今後のCSCワークショップの取り組みについて教えてください。
(松山市担当者)今のところ、今後も実施を継続していく予定です。


―――定年延長や再任用に関して課題を抱えている地方自治体の方に、CSCワークショップの導入に向けた助言があれば教えてください。
(松山市担当者)職場として、再任用職員にどのような役割を担ってほしいかを研修前に予め示してから、CSCワークショップを実施すれば、より良い効果が期待できると思います。


―――CSCワークショップの今後の普及に向けて、どのようにお考えですか
(玉野氏)どの地方自治体でも定年延長や再任用に関する働き方の取り組みが求められていると思います。
 職員の方に活き活き働いていただくためにも、多くの地方自治体でCSCワークショップが導入されるとよいと思いますので、CSCワークショップインストラクターは、こうしたニーズに応えていってほしいと思います。



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